靴ができるまで①
2023年4月20日
こんにちは。
生産部工場長の齋藤です。
今回は靴が出来る迄を簡単に説明したいと思います。
あまり知られていませんが、靴は沢山のパーツ、材料から作られています。
クロスロード生産部で作っている靴は基本的に革を使っています。サンダルで合皮を使う時も有ります。
革靴の良さは今度違う場面でお話したいと思います。
靴を作る時にまず必要な物って何だか分かりますか?
それは 木型 です。
これが生産用の木型です。
プラスチック製の木型なのでプララストとも呼ばれています。木型とは靴を作る原型、木型が無いと何も始まりません。
靴を購入した人が目にする事はないのですが、世界で作られているほとんどの靴の制作工程の中で木型というものが使われています。
この木型に革や生地を被せて靴の形を作りだします。
最終的に木型は靴から抜かれてそこにできた空間に足が入るということになります。
このプララストは靴の種類、各サイズごとに必要になるので、かなりの数が工場には保管されています。
これでもほんの一部です。
このプララストを作る為にまず木製のモデルラストを作成します。
クロスロード生産部にはその木製のモデルラストを削る、職人がいます。靴を生産する現場にいるのは珍しいのです。
木型の仕上がり具合で、足入れ、デザイン性、全て決まります。木型を削る人はその時の流行り言わばクロスロードの靴の顔を考える大切な仕事です。
次回はその職人にもう少し詳しく木型のことをお話してもらおうと思います。
お楽しみに。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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クロスロード生産部の靴職人たちのブログです。日々靴づくりに徹する職人たちの、普段聞けない声や熱い思いが込められています。