サイドゴアシューズが出来上がるまで その1
2018年10月23日
こんにちは、生産部です。
秋も深まって過ごしやすくなりましたね。
生産部ではショートブーツやロングブーツなど秋冬物の生産が続々と始まっています!
前回は生産部についてご紹介しましたが、今回はたくさんご注文をいただいているcavacavaのこちらのサイドゴアシューズ
が出来上がるまでをご紹介したいと思います。
靴は表からは見えない様々なパーツから作られています。
パーツを並べてみるとこんな感じ…
左上から時計回りに中敷き、中底、本底、先芯、月型、アッパー、ヒールです。
デザインによってはさらに多くのパーツに分けられますが、多くの婦人靴はこれらのパーツで出来上がっています。
それでは早速生産工程を追いかけてみます!
こちらは先芯をアッパーのつま先部分に特殊な糊で貼り付けているところです。
この芯が入ることにより、つま先の補強になり靴の形を保つことができます。
一枚ずつ手作業で貼り付けます。
かかとにも芯材となる月型を入れていきます。
月型は革でできていて、濡らして柔らかくした状態で入れます。
そうすることで革が乾いたときに再び硬くなり、かかとの補強になります。
ちなみにこの月型が入らないデザインもあり、そういった靴のことをバブーシュと言います。
弊社の工場で生産しているこちらのソフトレザーシューズなどもそうです。
月型を入れたら整形機で綺麗に形を整えます。
靴はデザインによって形が異なりますよね。
靴がどのような形になるかは、木型によって決まります。
こちらのサイドゴアシューズの場合、この木型です。
木型に中底を釘でとめています。
ここまでの流れを「仕込み」と言って、生産部スタッフで分担しつつ進めていきます。
仕込みは特に手作業で行うことが多く、仕込みの良し悪しが靴の出来映えに関わってくる重要な作業です。
仕込みが終わるといよいよ「吊り込み」と言われる工程に入ります。
そのお話はまた次回に続きます。
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