新作ワークショップのラフサンプル作りました!
2023年10月20日
こんにちわ。
工場長の齋藤です。
前回はワークショップで靴作りを開催出来る
様になる迄の過程を説明させてもらいました。
前回の記事を読んでいない方はこちら!
今回は実際にワークショップで皆様に作ってもらう為の試作、ラフサンプルを作る工程を書いて行きたいと思います!
普段ラフサンプルは僕が作るのですが
今回ワークショップで靴を作るのは皆様です。
普段靴を作る事など無いと思いますので
ラフサンプルも経験者ではない方が良いかと
思い、生産部に来て1年が経過した女性スタッフにお願いしました。
普段は仕込みの仕事をメインでやってもらっているので 作る という事に関しては皆さんと同じ素人さんです!
ワニも、ポンポンもほぼ使った事は有りません。
指導してもらったのは生産部に入社して10年になる女性にやってもらいました。
前置きが長くなってしまいました!
本題に入りましょう!
靴が出来る迄
の話と結構、被ってしまうのでサラッと行きましょう!
こちらが使う材料になります(ラフサンプルは左足のみ作ります)
まず仕込みです。
①アッパーに先芯を貼ります。
なるべくのりがはみ出ない様に。
②中底にのりを塗ります。
③下処理してある本底にのりを塗ります。
押縁になるべくのりがつかない様に。押縁とは縁の黒い部分です。
実際に使った本底はベージュですが、写真は押縁がわかりやすいように黒い本底を使っています。
④木型に中底を打ちます。
⑤アッパーの外周にのりをぬります。
⑥トーラスターで頭をまとめます。
これは僕がやらせてもらいます。
⑦サイドのまとまっていない所をワニを使って
つり込みます。
これ職人っぽい作業です!
⑧カカト部分をまとめます。
機械でまとめます。これは皆さんに機械を使ってまとめてもらう予定です。設定等はこちらでやりますのでそこまで難しくは有りません。
⑨カカト周りをもう一段階綺麗にするために
パンディングという機械にかけます。
これも皆さんにやってもらいます。
⑩革の表面、銀面を擦り落とします。
⑪のりを塗ります。
擦った所からはみ出ない様に、内側に塗り過ぎないように。
⑫10分〜15分乾燥させ、先に仕込んておいた本底を温め貼って行きます。
なるべくずれたりしない様に。
⑬圧着機にかけます。
しっかりと接着させる為。
木型から靴を抜き仕上げをします。
中敷きを貼り、紐を通します。
完成!
こんな感じで作って行きたいと思います!
沢山の人に靴作りを体験して頂きたいと思い
なるべく簡単に出来る様に。
少しだけ職人気分になれる様に。
と思い作業工程は考えさせてもらいました。
靴作りの面白さ、奥の深さ、大変さを
12月開催予定のワークショップで一緒
に共有出来たらと思います。
作業時間は2時間程で終わるようにと
思っております。
一緒に靴作り楽しみましょう!
スタッフ一同お待ちしております!
詳しい日程はブログでアップされると思いますので少々お待ち下さい!
毎回、長々と最後迄お付き合い頂き
ありがとうございます!
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クロスロード生産部が運営する、あしながおじさんのワークショップ。靴に使った余り革を使い、レザークラフトをしています。毎月、浅草で開催中!